今年度から新しい科目として探究学習「FDC」がスタートしました。
FDCとは、Future Design and Creationの略称で、本校独自のキャリア教育です。令和4年度から文部科学省「教育課程特例校制度」指定のもとで,探究活動を教科と融合したプログラムとして新設しています。
2月16日(月)、今年度FDCの総まとめとなる大会「FDC Award'23」がNOIBO HAllと各教室を使って行われました。
今ブログではその模様を取り上げます。


今大会には各ゼミから選考され勝ち残った、高校2年生4チーム、高校1年生1チーム、中学生から2チームが参加しました。
1組目の発表は高2Fゼミの「絶滅危機方言しまくとぅば」。
沖縄の方言と文化の多様性を守るために、現地のNPOとアニメを制作するなどの活動を行いました。



2組目は、高1Bゼミの「バナナの葉 ハンドクリーム」。
バナナの葉が持つ抗菌作用に注目し、新製品を開発しました。感染症や格差問題の解決にもつながるかもしれません。


3組目は、「SDGs映画」を制作した高2Bゼミのチームです。
国連の掲げる「Act Now」をテーマに、日常から取り組める気候変動への対策を、楽しく紹介しました。



4組目は、中学生の「さくらねこプロジェクト」の発表でした。
猫の殺処分を減らすため、ポスター制作、募金活動、野良猫の捕獲などの活動を行いました。



5組目の「素材のちから」も中学生の発表でした。
日常にあるものをより便利にするために、3Dプリンターを使って様々な実験を行いました。


休憩をはさんだ6組目は、高2Cゼミの「チームカバディ」でした。
子どもたちが外で遊ぶ機会をつくるため、「カバディ」をアレンジして地域交流活動を行いました。



7組目は高2Fゼミの「フードロス解決ライスバーガー」。
日本の米の消費量を増やすため、ライスバーガーの新レシピを考案、企業と連携して海外販売をめざしています。



また、各チームが活動の様子を短い動画にまとめた、「FDC shorts」コンテストの結果も発表されました。

大会の最後は表彰が行われました。

特別賞には多くの生徒投票を集めた高2Cゼミ「チームカバディ」が選ばれました。


優秀賞には高1Bゼミ「バナナの葉ハンドクリーム」、中学校「素材のちから」がそれぞれ選ばれました。
そして、最も顕著な活動がみとめられた最優秀賞には、

高2Fゼミ「絶滅危機方言しまくとぅば」チームが選ばれました。おめでとうございます!

今年度からはじまったFDCプロジェクトですが、各チームが積極的に活動を行い、Awardは大きく盛り上がりました。
各種コンクールで結果を出したチームも少なくなく、生徒自ら学ぶ探究学習は成果を出しつつあります。
今後も細田学園は、次世代を担う人材育成のための教育に取り組んでいきます。

“Next one is the best one.”
HOSODA GAKUEN 100th PROJECT
